腎臓に効果的な「ペポカボチャ」の成分を調査!
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ペポカボチャとは?

ペポカボチャとは?

ペポカボチャは日本ではおもちゃカボチャと呼ばれ、ハロウィンの飾り付けや観賞用として花屋などで売られています。そうめんカボチャやズッキーニなどもこの仲間で、近年このペポカボチャの種子の成分に注目が集まってきています。

そもそもこのペポカボチャは北米・中米を起源とするもので、日本には明治・大正の頃に日本に入って来ましたが、以来観賞用・園芸用として栽培されてきました。ヨーロッパでは香味野菜や肉などと一緒に煮込んだり、中をくりぬいて詰め物をしてオーブンで焼いたりして食べるのが主流のようですが、そのまま炒めてもおいしく食べられます。ただ味が薄めなので日本でカボチャを食べるときのようにそのままただ煮込んでも物足りないようで、それが日本では食用としてなかなか普及しなかった理由の1つではないかと言われています。

色は黄色や赤、シマ模様など様々ですが、最近北海道の和寒町では「ストライプペポ」という皮にストライプのあるペポカボチャが栽培されています。ストライプペポにはカボチャ特有の厚い皮がないためそのまま食べることが出来るだけでなく、通常のカボチャより大きめの種もナッツのように食べることができます。栄養も豊富で、すでに日本各地で人気を呼んでいます。

ペポカボチャと腎臓の関係

ペポカボチャと腎臓の関係

ペポカボチャにもいろいろと種類がありますが、その種がヨーロッパでハーブとして用いられてきたという歴史を持つ無種皮ペポカボチャがあります。この種から抽出したオイルがペポカボチャ種子エキスとして各国で研究されています。特にドイツでは20世紀から長年に渡る研究対象となっており、泌尿器系の疾患に効能があることが報告され、現在では医薬品として利用されています。

日本でも医療機関でペポカボチャ種子エキスの効能を調べる研究が進んでおり、頻尿症状が見られる50〜80代の女性を対象に臨床研究を行ったところ、摂取1週間後から著しく改善され、満足度・失禁回数共に改善したという報告が出されています。特に夜間頻尿については80%という改善率が見られました。

また、ペポカボチャの種子にはβカロチン、ビタミンEの一種で抗酸化作用の高いトコフェノール、同じく抗酸化作用が高く過酸化脂質の分解に役立つセレン、必須脂肪酸のリノール酸など豊富な栄養素が多く含まれています。さらに、前立腺肥大症を軽くする成分やククルビタシンという尿道括約筋を活性化する成分も含まれており、これが頻尿改善に役立つと言われています。こういったことから、ペポカボチャは性別を問わず腎臓疾患の改善に役立つ要素となることが期待されていると言えるでしょう。