腎臓に効果的な「桑の葉」の成分を調査!
クレアチニンを下げるサプリ紹介!腎臓病予防の改善マニュアル
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桑の葉とは?

桑の葉とは?

桑は日本各地に自生するクワ科の落葉樹で、その葉の部分が絹糸を作る蚕の餌として昔から重宝されてきました。養蚕地を中心にお茶として飲む習慣もあったようです。そのほか鎌倉時代からは薬草として用いられ、桑の葉だけでなく実や枝、根の皮が漢方薬としても使われており、健康に及ぼす効果にも定評がありました。

中国でも後漢時代の漢方の書物に桑の葉の効能が書かれていますが、漢方で桑の葉は、副作用が少なく病気を治す効果がある程度含まれる「中薬」として分類されています。豊富な栄養素が含まれ、体内のあらゆる働きを助ける効果が期待できる点において世界中から注目され、たくさんの研究が進められています。

また、桑の葉には糖吸収阻害効果があることからダイエット素材としても注目を集めて来ました。実際に人にどの程度の効果があるかという実験が74人の健康な成人男女に対して行われた結果、体重とウエストサイズを減少させる働きがあることが確認されています。そのほかにも多くの研究結果によって、アンチエイジングや、コレステロール・中性脂肪の抑制、高血圧の抑制、リラックス効果など、様々な効果があることがわかっています。桑の葉は現代でもお茶や青汁の原料、サプリメントとして手軽に摂取することができます。

桑の葉と腎臓の関係

桑の葉と腎臓の関係

桑の葉には、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンA、亜鉛、鉄、マグネシウム、カルシウム、食物繊維、各種フラボノイド、カロテン、γアミノ酪酸GABAなどが豊富に含まれており、特にカルシウムは小松菜の1.5倍、カロテンはほうれん草の10倍の含有量です。豊富な栄養素からわたしたちの体に様々な効果をもたらすことがわかっており、抗肥満、整腸作用、便秘改善効果、食後の血糖値の上昇抑制、インシュリン分泌調節、中性脂肪・コレステロールの低減、脂肪肝の改善、肝機能・腎機能の改善、抗動脈硬化などの効果があることが既に確認されています。

利尿作用を助けるビタミンB1は弱っている腎臓の働きを助け、GABAやルチンは腎機能低下により血圧がコントロールできなくなった体内の流れを変えるのに役立つと言われます。またカリウムは血圧の上昇を抑え、腎臓の老廃物や塩分の排出を促進する効果があり、これらの栄養素がすべて含まれる桑の葉は、腎臓の障害を予防・改善する上で大きな効果をあげることが期待されています。

ただし、腎臓の機能が著しく低下している場合にはカリウムを体外に排出できず、高カリウム血症を引き起こしやすくなっているので、摂取量には注意が必要です。