腎臓に効果的な「しじみエキス(オルニチン)」の成分を調査!
クレアチニンを下げるサプリ紹介!腎臓病予防の改善マニュアル

しじみエキス(オルニチン)とは?

しじみエキス(オルニチン)とは?

しじみから抽出されたしじみエキスには、オルニチン、タウリン、アコルビン、ビタミンB群、ビタミンE、亜鉛、カルシウム、鉄分、アミノ酸、グリコーゲンなど溢れんばかりの栄養素が含まれています。しじみエキスに含まれる栄養素の筆頭格、オルニチンはわたしたちの体内にも存在する遊離アミノ酸の一種で、とても重要な役割を果たしています。

オルニチンは、肝臓の細胞の中でアンモニアを解毒する代謝経路であるオルニチンサイクル(尿素回路)の一部を構成していますが、このオルニチンサイクルによってミトコンドリアの働きが活発になり、肝臓全体の本来の機能が保たれています。また、アンモニアはこのオルニチンサイクルを通ることで無毒な尿素に変換され、さらにアンモニアが除去されることによって、エネルギーの元であるATPの産生が円滑に行われるため、オルニチンは疲労回復にも役立つと言われています。またアセトアルデヒドという有害物質の分解をサポートする効果もあり、肝機能の働きを活発にしてアルコールを摂取した翌日にも疲労を残しません。

オルニチンは外部から摂取されると腸で吸収され、肝臓や腎臓、筋肉などに移行していきます。主に肝臓での働きが大きく注目されていますが、実はその働きは腎臓にも影響を及ぼしているのです。

しじみエキス(オルニチン)と腎臓の関係

しじみエキス(オルニチン)と腎臓の関係

通常体内のアンモニアはオルニチンサイクルによって肝臓で解毒され、有毒成分が除去された尿素となって腎臓に送られると、腎臓はそれを尿として体外に排出します。しかし肝臓の働きが低下しているとアンモニアに含まれる有毒成分を完全に解毒することができず、毒素が残った状態で腎臓に送られることになります。そうなると今度は腎臓がアンモニアを無毒な尿として体外に排出するために、有毒成分の解毒やアルコールの分解を行わなければならなくなるのです。この作業は腎臓に大きな負担をかけることになり、肝臓が悪くなった結果腎臓まで悪くなってしまうケースも少なくありません。

肝臓が弱っているときにオルニチンを積極的に摂取して肝臓の働きをサポートすることが出来ると、腎臓にこの負担がかかる危険性がなくなります。つまりオルニチンで肝臓の働きを助けることが結果的に腎臓をサポートすることにもつながるのです。すでにクレアチニン値が高く腎臓が弱っている場合は、さらなる負荷を腎臓にかけてしまうことのないよう、オルニチンを積極的に摂取することが大切です。

肝臓も腎臓も障害が起きていても痛みを発生させない沈黙の臓器であるため、無理がかかっていても気づくのが遅れがちです。自覚症状が無い場合でも負荷がかかっている可能性を考慮して、積極的にオルニチンを摂取すると良いでしょう。